タンクにカーボンラッピングをしてみる

これは失敗談です。最近流行っているラッピングをタンクに施行してみました。この作業を一言で表すのなら「非常に難しい」となるでしょう。自動車のボンネットや屋根のように平面ならともかく、タンクのように凹みや出っ張りが複雑に入り交じった形状の場合そう簡単には貼れません。ドライヤーで温めながら柔らかいヘラ等を使ってゆっくりと慎重に貼り進めてもすぐに辻褄が合わなくなります。基本的に伸ばしながら貼っていくのですが、大きな面積で緩やかに出っ張りや凹みがある場合何とか収まりが付きますが、タンクのように小さい部品の場合、最初の難所を伸ばして貼っても、その時伸ばしたシートが次の難所で余ってしまいシワになってしまうのです。それを防ぐにはどこかでシートをカットしてうまい具合に繋ぎ合わせなくてはなりません。そうするとどうしても見た目に綺麗では無くなってしまいます。カットする部分を隠れてしまうようなところに持ってこれるなら問題ないのですが…。以上のような理由から、カットなしで一枚張りで行くのは相当な経験が必要になるでしょう。

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